静岡県では、本人とその家族が住み慣れた地域の中で、安心して、その人らしくいきいきとした日常生活を送ることができるよう、多職種・多機関が連携し、切れ目のないリハビリテーション提供体制の構築を目指しております。

静岡市役所 地域包括ケア・誰もが活躍推進本部    北原 祐加 様

令和6年2月4日(日)、静岡県医師会館講堂及びオンラインを利用して、その体制のキーパーソンとなる地域リハビリテーションサポート医の養成研修が行われました。

今回は、地域リハビリテーションを推進していく中で特に課題とされている「フレイル対策」をテーマとして、行政説明、取組報告、講演と、様々な研修プログラムが用意されました。

取組報告として、静岡市における静岡県医師会提案モデル事業から事業化に結び付けた経緯とその概要が報告されました。静岡市地域包括ケア・誰もが活躍推進本部 主任保健師 北原祐加様からは「かかりつけ医の関与による高齢者の保険事業と介護予防の一体的実施」の取組について報告をしていただきました。

 

 

静岡市在宅医療・介護連携協議会会長 岡 慎一郎様からは「静岡市かかりつけ医の総合評価による介護予防事業~かかりつけ医に期待する役割~」について、報告をしていただきました。静岡市で開始した「かかりつけ医の総合評価による介護予防事業」に多くのかかりつけ医が参画することで、地域総ぐるみの取組である「地域リハビリテーション」へと発展し、静岡市全体が元気で生き生きとした地域となることへの期待についてお話いただきました。

静岡市在宅医療・介護連携協議会 会長     岡  慎一郎 医師

そして、袋井市立聖隷袋井市民病院長 林 泰広様からは「フレイルの引き金となる難聴にかかりつけ医がどのように関わるか?」についてご教授いただきました。難聴によりコミュニケーションが低下した状態を「ヒアリングフレイル」といい、社会的孤立やうつ状態、認知機能低下につながることがあり、フレイル自体へ直結しうることや、かかりつけ医が難聴者とどのように接すればよいかについても分かりやすく解説いただきました。

袋井市立聖隷袋井市民病院 病院長      林  泰広 医師

参加者からの意見(抜粋)

・講義の内容を地域住民に還元できる場を設けていくことが重要

・高齢者を孤立させない工夫が必要

・地域に埋もれたフレイル予備軍の拾い出しが重要

・サポート医やかかりつけ医の役割や活動内容を知ることができた

地域リハビリテーションサポート医は、それぞれの地域で適切な介護予防・フレイル予防や切れ目のないリハビリ提供を行う仕組みづくりに向けて、行政や地域包括支援センター等と連携を図りながら、キーパーソンとして活躍することが期待されています。