住み慣れた地域での療養を希望するすべての患者さんに、安心で質の高い在宅医療を提供できる体制の構築を目指し、今年度より開始した令和5年度「在宅医療スタート研修(入門編)」が修了し、第1期生が誕生しました。

本研修は在宅医療未経験または経験の浅い医師を対象に、知識や技術の習得だけではなく、地域で在宅医として継続的に活躍いただけるよう、研修修了後も地域で活躍中の在宅医がフォローを行っていくこととしています。

第5回研修会では、研修生による発表会が行われました。在宅医療を経験した感想・在宅医となる意気込み等交え、それぞれ個性あふれる発表が行われました

静岡県医師会紀平幸一会長からは、この度の能登地震により被災された皆様へのお見舞いと本研修に参加された医師への励ましの言葉が送られました。

修了生を支える郡市医師会のサポートドクター

在宅医療同行実習を担当した在宅医からは、約半年間、講義や実習に参加し研鑽を積まれた医師達に、熱いエールが送られました。

修了生が今後在宅医療をすすめるに当たっては、郡市医師会の在宅医療スタート研修受講生・修了者を担当するサポートドクターにも相談することができます。

将来的には、本研修に関わった講師や修了者等からなる在宅医同士のネットワークを、県下全域に広げていきたいと考えています。

 

自分の家で暮らすことができることは、理屈抜きで素晴らしいと思います。

「家」 という処方……そのよりよい処方を求めて学びを続けます。

研修生の一人が、「講義を聴いて心がふるえた」と発表した、とても印象的な言葉です。写真のみなさまは、そのよりよい処方を求めて、それぞれの立場で日々奮闘しておられます。

静岡県医師会は「住み慣れた地域で最期まで安心して暮らす」ための人材育成をこれからもすすめていきます。