富士市在宅医療と介護の連携体制推進事業市民向け講演会「住み慣れたお家で最期まで安心して暮らすために」が、2023年2月25日(土)に富士市勤労者総合福祉センター“ラ・ホール富士”で開催され、約100名の方々が参加されました。

講師は、訪問看護経験のある漫画家の「広田奈都美さん」です。
訪問看護ステーションの看護師への取材を重ね、実体験や実話をもとに在宅医療について、具体的に分かりやすくお話してくださいました。在宅医療が絶対によいということではなく、ご本人の意向、想いを支えるために在宅医療という選択があります。ガン末期であっても胃ろうや酸素吸入を使用することになっても、ご本人が「家で過ごしたい」をいう想いがあるならば、在宅で安心して過ごすことができます。
お話の後には、素敵なイラストと音楽と共に事例紹介がありました。それをご覧になった市民の中には、涙を流されている方もいらっしゃいました。
市民の方々からの質問にも丁寧にお答えいただきました。
「一人で悩んで抱え込まないで。富士市には、地域包括支援センターや行政など、相談できるところがあります」とメッセージを送ってくださいました。「相談できるところがあると分かって安心しました」「具体的に聞けて、今後の備えになりました」「健康であるので自分には関係ないと思っていたが、情報収集することができました」という感想を聴くことができました。(2023年3月掲載)

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