静岡県医師会館内には、県の組織である静岡県健康福祉部地域包括ケア推進室が駐在しており、静岡県医師会(以下、本会)と常に連携を取り合いながら仕事をしています。この度、茨城県および茨城県医師会事務局の担当の皆様が、行政と医師会が同じフロアで連携して業務を進めている先駆的な取り組みについて、視察を希望し来館されました。

茨城県医師会とのご縁について述べますと、本会では在宅医療・介護連携の推進の両輪とされる医師会及び行政の一層の連携強化を図るため、毎年県との共催により「在宅医療・介護連携に係る郡市医師会・市町行政連絡協議会」を開催しています。令和5年3月、 茨城県医師会の鈴木邦彦会長に「第8次医療計画等に関する検討会~在宅医療及び医療・介護連携に関するWGの検討内容~」の御講演をいただきました。今後の在宅医療の提供体制を検討していくことについて、聴講した本県の郡市医師会及び市町行政からは、大変参考となったという多くの声をいただきました。

 

令和6年6月19日の視察当日は、8名がお越しになり、茨城県の状況をお伺いするとともに、当会シズケアサポートセンターの概要等を説明した後、それぞれの地域の現状や課題について意見交換を行いました。今後も同医師会とは継続的な情報交換を行い、それぞれの地域でその特性に応じた事業を展開することができればと考えています。