令和3年度にシズケアサボートセンターが実施した「人生の最終段階の療養場所の選定における意思決定の現状調査」では、認知症の方への意思決定支援が課題であることが明らかとなりました。これを受け、特にACPの実践で重要とされるコミュニケーションスキルを学ぶ場として、標記ワークショップを8月11日(木・祝)に静岡県医師会館で開催しました。

このワークショップの開催には、浜松医科大学地域家庭医療学講座のご協力をいただき、講師となったのは同講座にこの夏研究員として参加されているChristine E. Kistler先生(米国ノースカロライナ大学)。気さくで日本語のお上手な先生の進行により和気あいあいとした雰囲気の中、講義、ビデオ、ロールプレイングなどを通して、初期、中期、進行期、末期の認知症の患者に対するACPコミュニケーションを学びました。

今回のワークショップは本会役員をはじめとした関係者のみの出席でしたが、今後はより多くの皆様にコミュニケーションスキルを習得できる機会の提供について、検討してまいりたいと思います。