静岡県医師会シズケアサポートセンターでは、2021年度“地域包括ケア”に関わる専門職団体の研修担当者によるワーキンググループ(全3回)、2022年度 地域包括ケア関係団体研修担当者による連絡会(8月)を実施いたしました。その中で、各専門職団体が共通のテーマ(ACP、フレイル予防・介護予防)で研修を実施していくこととなりました。
2022年度は静岡県介護支援専門員協会が主催となり、県歯科医師会、県理学療法士会、県栄養士会と協働し研修会が開催されましたのでご報告いただきました。
専門職としての相互理解を深める場として、県歯科医師会・県理学療法士会・県栄養士会・県介護支援専門員協会で研修会を企画し、2022年11月20日(日)にレイアップ御幸町ビル5階5-Dでハイブリッド研修(会場参加とZoomオンライン参加)として開催しました。
各団体代表者からの開会挨拶で始まった多職種連携による研修会、テーマは「フレイル予防にむけて多職種連携」です。
第1部行政説明「静岡県におけるフレイル予防の推進」(県健康増進課)で静岡県の施策について再確認し、第2部全体講義「サルコペニア・フレイルに対するリハビリテーション医療」(講師:山内克哉先生)でフレイルについて学びました。第3部では各団体のシンポジストからフレイルに対する取り組みを発表いただき、第4部シンポジウムでは講師の山内先生もオブザーバーとして参加いただき、ディスカッションいたしました。
要介護状態にならないよう、また要介護状態でも悪化しないよう、ケアマネジャーは利用者に寄り添い、マネジメントします。人生それぞれで、同じという人はひとりもいません。「より良い生活を」とプランを作成しても一筋縄ではいかないことはよくあります。身体を作る「食」と「筋肉」について熟知し、フレイル予防を推進する専門職の皆さんが近しい場所にいることを知り、ケアマネジャーはひとりで気張らず、多職種の皆さんを頼るべきと感じました。
今後も多職種連携による研修会を企画していきますので、是非皆さんご参加ください。 (2022年11月掲載)
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