『 人生会議 』とは、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の愛称です。
ACPとは、あなたの大切にしていることや望み、どのような医療や介護を望んでいるかについて、前もって考え、繰り返し話し合い、共有することをいいます。
命に係わる大きな病気やケガをする可能性はいつでも誰にでもあります。命の迫った状況になると、約70%の方が、医療や介護などを自分で決めたり望みを人に伝えたりすることが難しくなります。もしものときに備えて元気なうちから人生会議を進めていくが大切です。
このため、誰もが人生の最期まで、住み慣れた地域で自分らしく生活することができ、より豊かな人生を送れるよう、在宅医療と介護を支える医療・介護分野の多職種の連携を推進しています。
その一環として、令和3年には「在宅医療介護連携推進に関するワーキンググループ」を立ち上げて、ACPをテーマに多職種から御意見をいただき、6回の開催を経てACPの普及啓発を進めるため、袋井市版の人生会議手帳「こころのノート」を1,000部作成しました。
こころのノートは、B5版、カラー刷り、11ページ。過去・現在・未来の時間軸に沿って、本人にとって大切にしていることや今後どうしていきたいなど、市民が抵抗なく人生会議を進められる内容や項目を掲載しています。
今後は、民生委員や相談窓口などを通して受け入れやすくニーズのある市民に対して配布するとともに、市民参加型のワークショップなどを開催して、人生会議への理解を深めながら配布を拡大していきます。

静岡新聞や朝日新聞にも掲載していただき、多くの市民からの問い合わせをいただきました。袋井市版人生会議手帳「こころのノート」 (2022年8月掲載)