静岡県中部の山間地域にある川根本町。高齢化が進み医療・介護資源も十分とは言えませんが、住み慣れた地域で最期までその人らしい暮らしが継続できるよう、町直営の地域包括支援センターが中心となって様々な取組を進めています。

その結果、自宅で亡くなった方の割合は、町の調査で令和元年度19.0%、令和2年度20.1%と徐々に増え、令和3年度には29.7%にまで上昇しました。これは、静岡県の平均(令和2年人口動態統計:16.4%)や全国の平均(同:15.7%)を大きく上回っています。

人生の最終段階のことも含めその方の大切にしたいことを記録し、本人と地域包括支援センターの相互で保管する町独自の取組(通称:ACPバンク)に加え、様々な場面で地域住民の力を借りながら推進する中山間地の地域包括ケアは、全国的にも注目を集めています。これまで厚生労働省の会議など、色々な場所で取組を報告されたとの事ですが、そうした報告資料の一つをご紹介します。

なお、資料に掲載の写真等はご本人のご承諾をいただいていることを申し添えます。詳しくはこちら