令和3年8月23日に静岡県社会福祉士会 御殿場・小山・裾野支部と御殿場・小山地区介護支援専門員と合同で開催された「御殿場・小山・裾野地区SW(社会福祉士)勉強会」で静岡県薬剤師会の山口宣子常務理事が『薬局も「居宅療養管理指導」という介護保険サービスを提供するサービス事業者のひとつ』と題して講演しました。今回は新型コロナウイルス感染症の拡大を受けWebで開催されました。
講演では、薬剤師が行う居宅療養管理指導費(介護保険)と在宅患者訪問薬剤管理指導料(医療保険)についての概要や薬剤師が下剤などの頓服薬の使用状況と効果を確認して症状が改善された事例や薬剤師が介入したことで看護師が看護にかける時間が確保できた事例、がん末期の方に痛みをコントロールする麻薬の使い方などを薬剤師が説明することにより安心して服用できたことなどの事例を紹介しました。今回の講演は、県薬剤師会が行う「退院時カンファレンス研修会」の講師に病院の地域連携室のソーシャルワーカーさんに講師をお願いした縁でソーシャルワーカーさんやケアマネジャーさんに在宅での薬剤師の業務を紹介する機会をいただいたものです。このように多職種の仕事の内容を相互に知ることはそれぞれの業務の幅が広がるとともに連携も一層強化されるものと思います。 公益社団法人 静岡県薬剤師会 (2021年9月掲載)