「あんきに暮らすを支える会」
この会は、2023年4月に開始しています。
発端は、公益社団法人静岡県看護協会が県内の看護職に呼びかけた「看看連携を基盤とした地域包括ケア推進支援事業」がきっかけとなります。数年前から開始されているこの事業は、県内の看護職が、自分の所属以外の看護職と連携し、地域のネットワークつくりを行う取り組みです。残念ながら当時の湖西市の看護職は、この取り組みに参加していませんでした。その後、継続した取り組みの団体には、助成金が出るようになりました。これを受けて、湖西市の私達も何か取り組まなくてはと思い立ち、有志事務局が発足した次第です。
参加者は、それぞれの事業所、業務がありますので、毎月というわけにはいきませんが、概ね3か月ごとにシズケア*かけはしのクラウド会議システムを活用して、研修会を実施しています。多職種の視点は、時に新鮮であり、斬新であり、在宅療養の可能性をあらためて発見する機会となっています。知っているようで実は知らない、他の職種の役割をこの機会に知る事で、「そういう連携が取れれば在宅療養が出来るんだ」とか「無理だと思っていた事例でも今度は相談してみよう」など可能性が見えてきました。
今回は、8月に実施した「訪問歯科診療 利用の手引き」と第6回「訪問介護の実際」の写真を掲載します。シズケアかけはしの活用についてももちろん紹介してくれています。
当日は、静岡新聞さんにも取材して頂きました。またこの会は、「一般社団法人 日本訪問看護認定看護師協議会」の後援を受けています。住み慣れた地域でいつまでも過ごせますように、参加者それぞれの思いを馳せて毎回楽しく開催しております。
オンライン研修のノウハウも知らなかったのですが、掛川東病院の宮地院長先生や、シズケアサポートセンターの方々のご支援があり、継続できております。この場をお借りして感謝申し上げます。
これまでのテーマ:「がん末期療養者さんの最期まで輸血を希望したケースへの対応について」「在宅医療の連携について 必要性」「独居の方を支えるしくみ~介護サービスにつながる迄の苦労など」「病院緩和ケアチームが関わった独居の方の地域連携について」「訪問歯科診療 利用の手引き」「え!目からうろこの 訪問介護の実際、このかたほんとに生活できる?!特に病院さんあきらめないで!」
参加者:病院医師、歯科医師、看護師、社会福祉士、在宅医、薬剤師、介護支援専門員、地域包括支援センター、訪問看護、介護職(訪問・通所系)、看護大学教員、市議会議員、薬剤メーカーなど、20~30名前後/回
参加者所属(敬称略):市立湖西病院、あらい青葉クリニック、太田歯科医院、坂の上ファミリークリニック湖西、浜名病院、豊橋医療センター、名古屋大学医学部付属病院、地域包括支援センター恵翔苑・湖西白萩、光湖苑、燦光、浜名居宅介護支援センター、ケアプラン陽菜、ケアプラン彩、サンシティあらい、ケアプランかなめ、古見薬局、アイン薬局湖西、杏林堂、訪問看護ステーション(R.Y、あらいまち、はまな、ひまわり、さつき)おうちで暮らすサポートセンター、デイサービスすず、デイサービスひなたぼっこ、豊橋創造大学、湖西市市議会議員
事務局:訪問看護ステーションはまな 前田(訪問看護認定看護師)・古見薬局 塩野(緩和ケア薬剤師)、湖西病院緩和ケアチーム豊田(がん性疼痛認定看護師)、地域包括支援センター湖西白萩 内藤(保健師・社会福祉士)
開催の様子はこちら→8月28日第5回と6回研修の様子
新聞記事はこちら→R6.8.28第5回目 歯科診療