賀茂地区在宅医療・介護連携推進支援センターでは、医療・介護連携推進事業の一環として、医療従事者の情報共有並びに研修の支援を目的に勉強会を開催しております。
今回は、賀茂地区における医療・介護・福祉・行政の従事者を対象とした「第一段階のACP」に関する勉強会を開催しました。
現在、市町や地域包括支援センター等による、住民を対象とした「第一段階のACP」の普及発活動が進められています。今回はそこから一歩踏み出し、個人の健康状態や状況に応じ、本人、家族、支援者との三者で個別に実施する「第二段階のACP」について学び、支援にあたる医療・介護・福祉などの多職種が、その重要性を理解して、本人らしい選択が出来るよう、その支援に向けた ノウハウを学び、適切なサポートを提供することで、住民が安心して医療やケアを受けられる体制を構築していくことを目的としました。
勉強会開催案内の反響は大きく、50名の募集定員に対して80名を超える申し込みがあり、急遽参加枠を増やし、最終的に82名の方が参加しました。
講師は静岡県医師会理事で、たけなか三島東町クリニックの院長である竹中俊介先生をお招きし、講演が行われました。

講師:静岡県医師会理事
たけなか三島東町クリニック院長 竹中 俊介 医師
竹中先生が担当理事を務めるシズケアサポートセンターのワーキンググループの活動により検討し作成された第二段階のACPに対応した多職種連携ツール「シズケア*ささえあい連携シート(愛称シズみんシート)」について、その作成意義や活用方法などにつて紹介してくださいました。講演後の質疑応答では、参加した医師から、「積極的に“第二段階のACP”に取り組んでいきたい」と、力強い思いが聞かれました。

質疑応答の様子
今後、賀茂地区では、ACP多職種連携ツール「シズケア*ささえあい連携シート」の活用に向けた勉強会や「第二段階のACPの取り組み事例」報告会など、開催を検討していきたいと思います。

当初の定員を大幅に超える参加申し込みがあり、
関心の高さが伺えました
(報告:賀茂地区在宅医療・介護連携推進支援センター)