2019年12月より活用しています「医療機関(外来)と地域の情報連携シート」の利活用評価と課題抽出のための「地域づくり会議」を2020年12月4日に開催予定でしたが、COVID-19感染症の感染拡大の影響から中止となりました。しかし、『コロナ禍だからこそ連携の強化が必要!』という意見も多く、会議の開催に代わる当シートにおけるアンケート調査を実施しました。
2019年12月と2020年2月に開催した「地域づくり会議」の様子です。順天堂大学医学部附属静岡病院の入退院支援室・医療福祉相談室・外来看護師・退院支援ナースと、地域の多職種(ケアマネジャー・地域包括・訪問看護師・薬剤師・行政)が集まり、グループワークを介して、『地域を基盤とした医療と介護の連携』について、お互いの“出来るところ”や役割について紹介をしながら課題抽出について話し合いました。その中から生まれたのが「情報連携シート」です。
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アンケート調査では、当シートの活用をいただいている伊豆市・函南町・三島市・沼津市・伊豆の国市の、居宅介護支援事業所・地域包括支援センター・薬局・訪問看護ステーション・相談支援事業所を対象に行いました。アンケート結果からは「活用したことがある」との回答がわずか14%であったため、引き続きの普及啓発と合わせて「活用しやすい様式や運用方法」の検討が必要であると考えます。また、「FAX以外でのやり取りが図れるといい」との意見も多く、【シズケア*かけはし】内での運用も検討していく予定です。2021年3月5日に開催したオンラインでの「地域づくり会議」のなかでは、当シート活用促進のために多職種の意見交換を行いました。次年度以降も当シートの利活用促進や課題解決・評価に関する検討を行っていきます。 (2021年4月掲載)
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